MacBook Pro キーボード修理

MacBook Pro (Late 2016) 15インチ Touch Bar のキーボードを修理した。MBP は 2017年2月に納品され使い始めてすぐの春過ぎくらいからキーボードの n キーや b キーでチャタリングを起こすようになってきた。普段 Emacsskk を使っているのでカーソル移動での不便に加え日本語変換でもマトモに変換ができず、かなり不便を感じながら使っていた。さらに使っていくうちに n, b キーのまわりの m や v キーでもチャタリングが発生するようになり、n キーにいたってはチャタリングの逆で n 自体が入力されない事象も発生しだした。そして決定的だったのは delete キーでもチャタリングが発生したことだ。emacs でなくても Finder の操作でも誤操作が多発。仕方ないので以前購入してほとんど使っていなかった Magic Keyboard を引つ張り出してきて MBP のキーボードの上に置いて使うようにしていた。この Magic Keyboard は丸い電池入れの下にあるゴムが Touch Bar の上部ミゾにカチっと都合よくはまり安定するのでとても使いやすくなった。そもそもアプリケーションを利用するうえで Touch Bar をほどんと使っていなかったので影響は無い。唯一 Touch ID による操作ができなくなったのが少し不便と感じるくらいだ。しばらく本体キーボードを使わず Magic Keyboard を使っていたが、そいえばそろそろ MBP の一年保証が切れてしまと気づき期限までに MBP 本体を修理に出すことにした。銀座のジーニアスバーに予約を入れようとしたところ激混みで最速で数日後しか空きがない、渋谷はどうかと見ると選択肢に無い、しかたないので表参道に早い日に空きがあったので予約した。予約した日に表参道のジーニアスバーでジーニアスに触ってもらったらチャタリングが再現。修理方法を確認したところキートップ交換ではなくキーボードのアセンブリ交換とのこと。早速見積りをもらったらなんと一律修理料金が 88,000円 とのこと。び、びっくり! ちなみに以前 MBP mid 2010 を修理した際の初期見積り額は 39,000円 だったので数年で二倍以上のにもなっているだ。ジーニアスに保証期間中であることを再確認し MBP を修理に出すことにした。修理期間は一週間程度をみて欲しいとのことで MBP をジーニアスに手渡した。
修理を出して3日後、突然 Apple から「製品をお渡しする準備ができました」とメールが入る。あまりにも早く連絡があったのでまたまたびっくり。その日のうちに表参道の Apple に行き外国人ジーニアスから MBP を受け取る。保護用のビニールを景気良くビリッっと剥してそのまま裸の MBP を渡された。念のためジーニアスの目の前で MBP の電源を入れキーボードを打鍵しチャタリングが無いことを確認した。この時の打鍵フィーリングが修理前の打鍵と違っていて打鍵音が小さくなりタッチもソフトな感蝕になっていた。ジーニアスから修理された MBP を受取り表参道 Apple を後にする。帰宅後、キーボードを打鍵するとやはり修理前と異なりソフトになっている感蝕だ。音で言えばパチパチと打っていたのがグイグイという感じだ。キーを打ち始めてみたらなんだかキートップの表示が違うんじゃない?と違和感を感じた。そこで以前に撮っておいた MBP のキーボード写真を見たところ option キーの上段印字が alt と文字ではなくaltマークになり異っている点に気づいた。ジーニアスから受け取っていた修理報告書を改めて確認すると補足事項に「トップケースにつきまして、アップグレードのためキーボードの表記が工場出荷痔とは一部異なる場合がありますが、機能は同一仕様となります。」の記載を発見。もしかすると 2017 バージョンのキーボードに交換されたのかもしれない。Apple からメールで届いていた Genius Bar 修理確認書の単価を見たところ、見積りの一律修理料金 88,000円に加えトップケース、バッテリ、キーボードで 39,800円とあり、なんと合計 127,800円だ。び、びっくり! もし無償修理でなかったらゾッっとする修理費用。この額なら修理を諦めて MacBook Air を買ったほうがいいだろう。というわけで、修理が済んだ MBP はまたキーボードが壊れてしまっては困るので、本体のキーボードを使わずに(Touch ID が使えないのは少々不便だが)修理前と同じように Magic Keyboard を MBP のキーボードの上に置いて使っている。