Metheny Mehldau

Pat Metheny Brad Mehldeu

鎌倉芸術館Pat MethenyBrad Mehldau の Quartet Japan Tour 2007 を聴いてきた。今週、渋谷の NHK ホールでもあったのだが、平日は都合がつかないことから土曜日の公演を選んだところ、結果的に最終日となり鎌倉芸術館となった。鎌倉芸術館といっても最寄り駅は鎌倉ではなく大船、また大船駅から真っ直10分程度歩いたら着いたので行きやすかった。ホールのキャパは1,000人強くらいだろうか。席は、1階の真ん中のブロックの後ろ寄りで、ほぼ正面だったので観る聴くのどちらも問題はなかった。セットは左に背を向けるようにピアノ、ギター、ベース、ドラムの順だ。大きさ的には、ブルーノート東京のステージより一回り大きくした感じだろうか。PA が1階の真ん中のブロックの一番奥の席に設置されていた。始まる前に左右の壁に設置してある赤のデジタル時計、出入口の上にある非常口の緑のランプが消されて、通路にある足元を照すランプのみが点いていた。
約10分押しで最初はパット・メセニーブラッド・メルドーの二人で語りあうかのように演奏が始まった。メルドーは体をゆすり時折メセニーを見ては入り込んでいく。メセニーはいつもの通りふんばりぎみの姿勢のしかめツラでガシガシ弾いている。メルドーのピアノはやけに乾いた音であった。開演直前まで調律師が調律していたがメルドーがそういうセッティングを要求したのだろうか。そういえば今夜のパット・メセニーはトレードマークのシマシマシャツではなく、黒の単色っぽい感じのシャツを来ていた。PMG やソロではなくメルドーとのカルテットで遠慮したのか、最終日だったから縞々シャツが無くなったのかはわからない。ベースとドラムが登場し A Night Away と始めていく。カルテットになってからはリズムのある曲が続く。途中、パット・メセニーお得意のピカソギターも登場、ちょっと音がキンキンになり過ぎの感もあった。再びカルテットに戻り演奏が続いたと思ったらあっという間に終了。この間、まるで計ったかのようにぴったり二時間。四人で挨拶して一旦引っ込んで、観客の半分くらい立ってのアンコールに答えて再び演奏し、引込む。今度は少し多めの観客が立ってアンコールを要求され2回目のアンコールを演奏し引込む。ここで二時間二十分で19:30。ホールの照明が点灯が点いたとたん帰る人がどどどと動き始めたが、半分くらいの人はアンコールを要求していたところ、幕の奥から四人が出てきて演奏はせず、挨拶をしてくれた。これには帰ろうとしていた人も振り返えり拍手。えらいじゃないのメセニー、メルドー。
公演中に気になったことは、曲が終ると拍手をするのだが、その時に大声で吠える人が、一階真ん中左手にいて、ちょっとうるさかった。二、三回は吠えていたようだが、後半は吠えてないようでよかった。ホール入口前のグッズ販売では、キャップが2500円、Tシャツが3000円で売られていたが、わたしはユニクロでTシャツを買っていたのでとても3000円は出す気になれなかった。
久々のライブ、今回のパット・メセニーブラッド・メルドーは8,000円の価値は十分あったので満足。