seti@home

FreeBSD 6.2 で boinc をインストールしてみた。seti@homeFreeBSD で実行するためだ。インストールはとても簡単で sysinstall を使い pakage をインストールするだけで入ってしまう。
boinc を実行するために /etc/rc.conf をチェック。rc.conf では boinc をイネーブルにする。

boinc_enable="YES"

次に boinc のクライアントを起動する。

/usr/local/etc/rc.d/boinc start

そして X サーバ上で boinc マネージャを起動する。

boinc_gui

GUIseti@home を project_atouch する。
しかし、どうも seti@home の解析が進まない。おかしい。そこで syslog の messages を見ていたところ、妙なエラーが出ていた。

2008-01-22 21:56:12 [---] Can't create HTTP response output file projects/setiathome.berkeley.edu/01dc06ab.4960.40989.13.6.111
2008-01-22 21:56:12 [SETI@home] Couldn't start download of 01dc06ab.4960.40989.13.6.111
2008-01-22 21:56:12 [SETI@home] URL http://boinc2.ssl.berkeley.edu/sah/download_fanout/3d7/01dc06ab.4960.40989.13.6.111: system fopen

fopen のエラーなので seti@home から取ってきたデータがファイルシステムに保存のためのオープンができない状態になっているようだ。まずはディレクトリのパーミッションを確認してみた。そうしたところ、projects のディレクトリの owner が boinc になっておらず root のままであったことが原因のようだ。早速、ディレクトリの owner を変更して対処。

chown boinc:nobody /var/db/boinc/projects/setiathome.berkeley.edu/

owner を変更後、再度 boinc_gui を起動して確認したところ、berkeley からダウンロードしたワークユニットが保存され計算が始まった。よかった、よかった。やれやれだ。
そうこうしているうちに、FreeBSD 6.3 がリリースされていたことに気づいた。こっちもやれやれだ。