Mac OS X 10.5.3 で X11 が起動できた
Mac OS X 10.5.3 で X11 がいろいろやったところ起動できた。
まずは今回発生した問題は以下のステップで再現した。
- 新たなディスクに Mac OS X 10.5 をクリーンインストール
- 直後にソフトウェアアップデートを実施し 10.5.3 にアップデート
- アプリケーション→ユーティリティ→X11 を起動
この実施結果、X11 サーバは起動されず、20秒おきに X11 の起動を繰り返す、という事象になる。
そこでいろいろ調べてみたところ、以下のステップで X11 が起動できるようになった。
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- Mac OS X 10.5 をクリーンインストール
- ソフトウェアアップデートを実施し 10.5.3 にアップデート
- Mac OS X 10.5 の DVD から X11User.pkg をインストール
- Mac OS X 10.5 の DVD から X11SDK.pkg をインストール
- http://xquartz.macosforge.org/downloads/X11-2.2.1.pkg を取得しインストール
- アプリケーション→ユーティリティ→X11 を起動
これで問題なく起動できるようになった。
このステップ、本来なら 10.5, X11User, X11SDK, ソフトウェアアップデート の順がいいだろう。
そこで以前に d:id:lipbalm:20071202 にて列挙した Mac OS X 10.5.1 の X11 問題を早速チェックしてみた。
- ディスクトップのファインダウィンドウのずれ → 直ってる
- X クライアントがメニューバーより上に移動できてしまう → 直ってる
- デュアルディスプレイで X クライアントを:0.0 から :0.1 に移動できない → 直ってる
ということで、致命的なバグは直っているようだ。ひとまず安心した。
今回の問題解決までの調査ステップを以下にメモしておく。
- X11 の情報の確認
アップルのサイト - Mac OS X 10.5 Help : Mac OS X で X11 を使用する http://docs.info.apple.com/jarticle.html?path=Mac/10.5/jp/8699.html
アップルの X11 Web サイト Open Source X11 http://developer.apple.com/opensource/tools/X11.html
XQuartz on Mac OS Forge http://xquartz.macosforge.org/
- XQuartz on Mac OS Forge のページ左側にある XQuartz メニューから Releases クリックして最新の X を取得
X11 Package から最新のを選ぶ X11 2.2.1 - 2008.05.01 (←2008-06-03に確認した時点の情報) http://xquartz.macosforge.org/downloads/X11-2.2.1.pkg のパッケージを取得
- パッケージをインストールする
ここまでで今回の X11 のインストールがうまくいく。はず。
その後は個人的な設定を実施
- キーボードの設定
Mac に外付けで HHK を接続しているが、X サーバ上だと日本語キーボードだと思われるので、 「X11 の環境設定」→「入力」タブ→「システムのキーボードレイアウトに従う」にチェック
defaults write com.apple.x11 wm_ffm true
ひとまずこれにて Mac OS X 10.5.3 で X11 が使えるようになった。
10.4 から 10.5 へ移行の日が一歩近づいた。