FreeBSD on CF card

CF-IDE変換

FreeBSD の boot ドライブを CompactFlash に変更したところ正常に動作して安心した。ここ最近二回たてつづけに FreeBSD の boot で使用しているハードディスクがハードウェアエラーとなり、アームがカックンカックンと異音を出すようになっていた。電源まわりも疑ったのだが、電源を変更しても同様にエラーが発生していたので、ここは回転物はダメだと判断して半導体ドライブにしてみた。デバイスとしては、SD、microSD、CompactFlash 等があるが、IDE に変換するアダプタが CF がこなれていたので CF にしてみた。実際に使用したパーツは以下のもの。

  • CF カード
    • Transcend CompactFlash 4GB : 133倍速 UDMA 対応モデル
      • テクノハウス東映 1,780円
  • 3.5 インチ CF-IDE 変換アダプタ
    • 世田谷電器 喜多見 : UltraDMAモード転送 40pin IDE
      • ビックカメラ 1,680円、アキバでリサーチしたら1,300円〜1,600円くらい

IDE マスタに CFカードのアダプタを挿して、スレーブに CD ドライブを挿して FreeBSD をインストール。CFカードだけあって HD に比べて書き込みがかなり遅い、FreeBSD のインストールに倍の時間を要した。問題はこのCFカードでブートするかしないかがポイントであった。世間では、SanDisk はブートに対応しているが他の CF ではブートしないという情報を耳にしていた。しかし、ショップで SanDisk の価格を見ると Transcend の倍の値段で、とても手が出ない。ここはひとつ Transcend に掛けて安い方を買ってみたのが正解だった。インストール後、CD ドライブを外し CF カードのみでブートさせたところ問題なく起動できた。ひとまず安心した。
ところでこの CF-IDE 変換アダプタは HD のようにジャンパで Master/Slave/CableSelect の設定があるのかと思ったら、ジャンパがなくおそらく自動認識するようだ。ちなみにこの変換アダプタのIDEコネクタはケーブルに挿すようにHDと同じ形状になっているのだが、CFカードを基板の表面裏面に一枚づつ挿せるようになっており、表面が Master ドライブ、裏面が Slave ドライブになっているようだ。今は CF カードは 4GB の一枚で十分なので二枚挿すことはなく試す機会がなく残念だ。それにしても FreeBSD は楽チンだしOSの為に必要なディスクは 2GB あれば十分である。通常 HD にアクセスするとマザーボードからケースに伸びる HDD アクセスランプがチカチカ点滅するのだが、この CF-IDE 変換アダブタは普段青色 LED は点いたままになっていて、アクセスがあると消えるという通常のアクセスのランプと別の動作をするようだ。
さてこのCFカードだか書き込み回数に制限があるらしく、ログファイル等頻繁に書き込みをするような用途の場合、2年くらいで書き込みできなくなるような話を聞いた。今回ブートドライブでかつログファイルの書き込みをするパーティションのあるドライブとして使っているので、回転による心配はないが書き込みできなくなる心配をしないといけない。なんか微妙だ。今後はさらに安価なSDカードにしたほうがいいかもしれない。