モーツァルト Mozart

Mozart

講談社シリーズMOOKのモーツァルトMozartのNo.1を買ってみた。帯には、創刊!モーツァルト・コレクションの決定版!!あなたの毎日に極上の癒しと潤いを。天上の調べを最高の演奏でお届けします!CD2枚に代表的名曲をたっぷり収録して創刊号特別定価890円(税込)総収録時間134分超ということだ。心酔わせる至福の響きともあり、かなりのコピーを列べている。表題にある、ダブルCDマガジン、といううたい文句には魅かれなかったが、中封されているCDに交響曲第41番ジュピターが入っていたので、どんな演奏なのか聴いてみたく買ってしまった。890円で2枚CDがあって第41番もあるし価格的には問題ない。本としては読む部分は無いといっていいが、楽曲ガイドで交響曲第40番と第41番は野本由起夫さんが解説している。野本由起夫さんと言えばNHK名曲探偵アマデウスでほぼレギュラーといっていい程に登場している方だ。ページ数が少ないせいか、せっかくの野本さんの解説が薄っぺらになってしまい残念。もっといい仕事をして欲しいものだ。わたしが知らないだけかもしれないが。さて肝心のCDを聴いてみた。クラッシクは素人なのだが正直イマイチだ。第41番を聴いたが普段聴いている第41番とは違い迫力に掛ける。音がバラバラだしまとまりが無いように感じる。特に第一楽章は生き生きしてないし快速でもない。第4楽章も迫力無い。第41番では、カラヤンベルリンフィルの演奏 Berliner Philharmoniker Herbert V. Karajan Wilhelm, Berlin, 1956 はちょっと走り過ぎの面がある。自分としては、Leonard Bernstein / Wiener Philharmoniker の演奏が一番好きだ。快速感が丁度よく弦楽器の管楽器の音のバランスも自分の好みだ。これらから見ると今回のCD収録の演奏は残念ならない。890円なり、ということかな。残念ながら2号以降は買うことは無いだろう。