Google Nexus 4

Google Nexus 4

Google Nexus 4 を入手した。n4 が出てそろそろ一年、先日の $100 の値下げにより 8GB $199、16GB $249 となり、Google Play ストアでは、8GB モデルにつづき 16GB モデルも売切れとなってしまった。さらには最近 Nexus 5 の情報がどんどんリークされて仕様もかなり見えてきたのも後押しになった。リーク情報によると n5 のディスプレイサイズが文字のごとくほぼ 5 インチになることから、ポケットに入れるには大き過ぎ、入れるなら n4 のサイズまでだ。n4 のスペック的にはいまさら感はあるが、個人的に n4 を持っておくべきだと決めた。
日本で n4 を入手するには、 Google Play ストアの直販で買えない。現状 LG がシネックスインフォテックという業界では有名な代理店が量販店に卸す形で 16GB 49,800円というありえない高価で販売していたり、お届け不可能は返金を免責という常識ではありえない販売条件で 29,800円の安価で受注開始するもすぐに44,800円に値上げしたゲッコー・アンド・カンパニーという怪し過ぎる会社しかない。ということで、日本ではマトモに買えない。amazon で探すもののこれといっていいお店はなく、さらには SIM ロックフリー端末販売で有名な EXPANSYS では扱ってない。そこで amazon にも出店しているもう一つの SIM ロックフリー端末販売の 1shopmobile に 16GB モデルが $315 であったのでためらいもなく即発注した。amazon のお店で買ってもいいのだが直販にした。このお店は支払に Google Wallet を使うが、先駆者の情報を見たところ Google Wallet で住所を英語表記にしておけとあったが元々全て英語表記で登録してあるので問題なく発注できた。Paypal もそうだが、この手のネットでの支払に使うサイトの登録情報は全て英語にしておいたほうが無難だ。
発注の翌日 1shopmobile から発注のお知らせとトラッキングナンバーが送られてきた。チェックすると既に香港から発送され、次の日に朝には日本に着いて夕方には手元に届いた。速い。配送業者は DHL だったのだが、配送時間的には国内で amazon に発注して配送されるのと時間的な差はほぼゼロだ。配送料に $30 も出しているだからそのくらいスピーディな配送は当然かもしれない。受け取り時に、輸入内国消費税 800円と立替納税手数料 735円を査収された。結果 n4 入手にかかった費用は、 $315 + $30 + 800円 + 735円。為替 1$=98円 で計算すると 35,345円。ちょっと高いがヨシとした。開封してみると、箱には HKG の文字と、漢字で香港使用という文字と HK で始まる Certificate No. があり、さらにはマニュアル表紙は中国語と英語で併記されているので香港版は確実のようだ。箱カバーをスライドし、さらに黒い上ブタを取ると、n4 本体が納められている枠に本体を取り出す際に雑に扱うとできそうな箱のヘコミがあった。というか破れてる。こんな状態、日本ではありえない。
電源投入。予想どおりホーム画面が表示された。現時点で amazon のカスタマーレビューのトップにあるように、電源を入れるといきなりのホーム画面の状態だ。いろいろ設定を見ると Google ユーザ情報は無かったり、時刻は1970年で unix time になっていたり。右側にスワイプすると Google アカウントに登録してね、のメッセージが出ていた。本体については、表面に付いただろうと思える指で触った汚れは拭き取られていたが、裏面にはしっかり指の跡が残っていた。やはり一旦電源を入れて使われていたのかもしれない。1shopmobile の FAQ のトップに"弊社の商品はすべて新品"と明記されているが、このような状態を新品と呼ぶのは日本では通用しないだろう。中古品で未使用という云いかたが適していると思う。液晶保護カバーと裏面カバーは剥がされてなく付いているし本体にキズはない。もちろんこのような状態で送られてくるだろうと amazonNexus 4 レビューを読んで想定していたので特に気にならなかったので個人的にはヨシかな。
それよりも最も気になっていたのは HW VERSION だ。ネットの記事によると日本版はハードウェアバージョンが rev_11 で FOMAプラスエリアで通信できるとのこと。確認するために n4 の boot loader を起動してみると HW VERSION - rev_11となっていて日本版と同じハードウェアバージョンのようだ。まずは最終?バージョンらしく一安心。実際 FOMA プラスエリアで通信できるかは、プラスエリアの場所に行かないと確認はできないのでしばらくお預け。ハードウェアバージョンが同じで香港版と国内版で電波関係に差があるかはわからないので、機会があるときにチェックすることにしよう。念のため Settings -> About phone -> Regulatory information を見ると技適番号が確認できたので国内の使用は問題ない。一通り触ってみて問題ないことが確認できた。amazon で購入しておいた n4 の液晶保護フィルムを持ってお風呂に移動。n4 の液晶面を下にしてオリジナルフィルムをはがし、すぐに購入した液晶保護フィルムを貼り、ゴミ無くきれいに真っ直に液晶保護フィルムを貼ることができていた。
さて、他人に使われた状態から使い始めるのは気持ち悪いので、ためらいもなく Factory data reset を実施し、n4 をまっサラにする。そしてサラの状態からアカウントの設定を実施。無線 LAN を設定するとすぐに OTA でシステムアップデートと Google 系アプリのアップデートが沢山降ってきた。その後 Chrome Beta と Google Japanese Input をインストール。準備万端だ。n4 はポケットにすっぽり入るので持ち運びも問題ない。しばらくは Nexus S と Nexus 4 を併用することにしよう。