三鷹・星と宇宙の日

三鷹・星と宇宙の日

国立天文台の特別公開である三鷹・星と宇宙の日に行ってきた。まずは受付でパンフレットをもらって見学開始。まずは第一赤道儀室へ。ここで年配の先生から黒点の数について詳しい説明を受けた。つづいて天文台歴史館へ向う途中の道には太陽系の惑星と距離を確認できる案内板が立っている。驚くのは太陽の大きさに比べて各惑星の小さいこと。水星金星地球とかほとんど点だ。木星土星がかろうじて大きいといえる。しかしその距離といったら想像してい距離よりかなり遠いことが確認できた。そんな遠くの惑星に NASA が探査機を向わせていけるとは、なんとすごい技術だと改めて認識した。さて天文台歴史館には大きな望遠鏡があったので話を聞こうとしたが若い説明員で何を聞いても知らないとのことで話が聞けず残念だった。太陽塔望遠鏡に入り屋上まで向ったが狭まかったのとお客さんが沢山いて個別に話を聞くとこはできなかった。そのまま下の観測室に向い反射部分の確認、奥には名古屋の天文台から譲り受けた数多くの望遠鏡が並んで置かれていてどれも歴史的に価値のある望遠鏡とのことだ。古い建物で歴史を感じる子午儀資料館そしてゴーチェ子午環室を見て太陽電波望遠鏡を見ようと思ったが子供達で大賑わいだったので天文機器資料館を通り丸い窪地の謎の建物を遠めに見て太陽フレア望遠鏡に向かった。ここではテント内にディスプレイを置き太陽の黒点の状況を映像で映していた。そしてまだピカピカの Nikon太陽フレア望遠鏡を見る。今日見た中で最も新しい望遠鏡だ。話を聞くと普段の観測では東京都下水道局が提供している雨雲レーダを見て雲が近づいたら早々に撤収するとのことだ。今日が晴れだったら太陽を見ることができたと思う、残念だ。その新しい望遠鏡の奥の方にはこれより一回り小さな太陽望遠鏡が置かれている建物が見えたがあいにく望遠鏡は格納されたままで見ることができなかった。次に向ったのは重力波実験棟で中が見れるとのことだったが整理券が必要らしく断念。そこでピラミッドの模型の横のテントにいた若い説明員の先生に声を掛けたところ、ここの300mの重力波望遠鏡や神岡のKAGRAについてとても詳しく説明してくれて重力波の観測はとてもたいへんということが理解できた。この後、すばる棟での説明を受け、最後に ALMA 棟へ。ここではTシャツ姿の先生にALMAについて詳しく説明してもらった。その中でも印象に残ったのは ALMA を使うためには10倍の競争率をパスしないといけないとのこと。研究者の皆さんもたいへんだな。時間も無く全部を見ることはできなかったがかなり楽しむことができた。