MOT

MOT

東京都現代美術館 MOT に行ってきた。頂いていた企画展の招待券が今日までだったこともあり、天気も良くなかったが足を運んでみた。初めて行ったのだが三つ目通り沿いの住宅街の中にドーンとあり、かなり広い敷地に大きな建物が建っており、環境的にはとてもよかった。まずはエントランスなのだが、奥行きがありとても広くて開放感があった。そしてその奥には巨大なロボットがこちらに向かって歩いてくるかのようにスッくと立っている。思わずそのままそこまで突進しようとしたのだが、直前で常設展の入場チェックで止められてしまった。タイミング良くスタッフによるツアーがあったので参加して常設展を一回りしてみた。普通に観たのではわからない作者の製作過程などの説明していただき興味深く観ることができた。終った後に再度一周し作品を確認した。常設展の後は2階にあるカフェで休憩しようと思ったのだが、満員だったので地階にあるレストランで休憩した。結果的にはレストランのほうが庭も見えるしのんびりできていい感じであった。その後、池田亮司企画展を観たのだが、これがまた新しい感じであった。あいにく目が悪く詳細まで観ることができなかったが、十分体感できるいい展示であった。作品も凝ったものだったが、それを実現した技術のほうに気がいってしまい、いったいどのようにして作られたのかとても興味が湧いた。あいにくそれを確認することができなかったのが残念だ。それにしても作品で使用していたプロジェクターの品質にびっくりした。残りの時間でトーキョーワンダーウォール公募2009作品展を観た。作品数が多く足早に観ることになったが、なんとなくだが全体的に作品のベクトルが22時の方向を向いているように感じた。2時ではなく22時、これは東京だからか。悪く言えばみんな同じ方向性を持っているものが選ばれたように感じた。あ、そういう選定基準だからいいのか、失礼。そうこうしているうちに閉館の時間になってしまった。初めて行ったのだが空間の取り方がとてもよく、人も多くなく、とても気持ち良く作品を観ることができる場所でとても気に入ってしまった。強いて言えば交通の便が悪いのがネックなのだが、それが気持ちいい空間を作っていると思えば許せるだろう。